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経営計画(2021-2023年度)

メディアの多様化、技術革新の加速化など、私たちの予想を上回る速さで情報メディア環境が変化しています。また、世界中でフェイクニュースが問題になるなど、情報メディアには、新しい状況が生じています。とりわけ新型コロナウイルスの拡がりで人々のコミュニケーションのありようも大きく変わろうとしています。そのような中で、放送界、公共メディアが信頼される「情報の社会基盤」としての役割を果たしていくためには、人材育成がますます重要になっていきます。
NHK放送研修センターは、NHKとともに培ってきた放送のノウハウを生かして、NHKおよびNHKグループの研修事業を中心に、広く放送事業とこれに関連する事業に係る人材の育成、技能の向上を図っていきます。また、ことば、映像コミュニケーション技術等の一般への普及に積極的に取り組み、放送文化の向上と社会の発展に貢献していきます。
特にこれからの3か年では、ウィズコロナ時代も視野に入れ、研修におけるICTの活用を進めるとともに、NHKを取り巻く経営環境が厳しくなってくる中、収支構造の適正化に向けた効率的な業務運営を行っていきます。また、NHKが目指す人事制度改革・研修改革を踏まえた取り組みに力を注いでいきます。

【3か年の経営方針の柱】

1 収支構造の適正化を図るとともに、NHK、NHKグループさらに社会の要請に応える事業の展開を図ります1 人と仕組みへの積極的な挑戦

新型コロナウイルス感染拡大は、参加者を広く一般から募集する研修の在り方やNHK放送研修センターの財政に大きなインパクトがありました。
NHK放送研修センターでは、自主事業として行っている広く一般に向けた研修や講習においても、ICTの活用と合わせ、ウィズコロナの時代に適応させることにより、社会の要請に応えていくとともに、単年度収支の改善を図っていきます。
こうした社会貢献が継続できるようにするため、自主事業の不断の見直しを行い、自主事業とNHKからの委託事業との収支構造の適正化を図ることで、持続可能な強靭な経営基盤を創っていきます。

○公益目的支出計画に関わる事業について、収支構造を改善して適正に公益目的支出計画を果たしていける道筋の確立
○オンラインによる研修の提供など社会の要請、利用者のニーズに合った効果的な自主事業の実施形態の開発
○各事業の収支構造、マンパワーの見直しを行い、持続可能な事業の在り方の検証と実現

2 NHKの人事制度改革の実現に向けて、研修改革を推進していきます

研修改革を実現する研修体系の整備と質の高い研修を充実させていきます。
そのため、NHK人事局と連携を図りながら、新しい研修の方法や研修体系を開発・検討を行っていきます。

○経営マネジメント“人財”の選抜・育成研修を開発
○高度専門“人財”の育成や複線的なキャリア選択を支援するプログラムを開発
○eラーニングによる知識の効率的な共有化と自発的な学びの環境の提供

3 ICTを活用した新しい研修スタイルを進化させます

オンライン研修は、新型コロナウイルス感染対策で大きな役割を果たしました。
加えて、参加者の利便性に貢献するとともに、新しい研修の可能性を開きました。
NHK放送研修センターでは、ICTを活用して、セキュリティを確保しながら研修効果を高めるため、オンライン研修の安定化・高度化を図ります。

○オンライン研修を効果的に実施するための発信拠点の設置や機器類の拡充
○オンライン研修ならではの教授法やカリキュラムの検討・検証

4 効率的な業務運営と新しい働き方を探求していきます

研修の技術や運営のノウハウの共有や標準化、ペーパーレス化などをさらに推進して、より効率的な業務運営を実施していきます。
そして、財政状況を見ながら、さらなるセキュリティの確保や多様な働き方に応える視点からもクラウド基幹システムの導入など新たなデジタル技術の活用を研究していきます。

〔収支見通し〕

(百万円)

年 度

収 入

支 出

正味財産増減額

2021年度

1,490

1,490

0

2022年度

1,481

1,481

0

2023年度

1,473

1,473

0

 ※新型コロナウイルス感染関連の影響は含まない。